人生の終い方

今日、訪問診療での一コマ。超高齢夫婦のみ世帯。

診療を終え、ダウンジャケットを来て立ち上がろうとした瞬間に、患者さんが意を決した風に一言。

「先生、折り入ってご相談が・・・」

いわゆる、人生の終い方について。

あらゆることを想定し準備を整えていることを伝えた。そして、どうぞご安心ください、と。

僕は、出会う全ての患者さんについて、最期まで一緒に歩むと決めている。(患者さんが嫌だといえば別だけど)

本当の帰り際、「いずれ、先生に最期までお任せする」と。これほど光栄なこともないし、患者さんからも仰っていただいたことでさらに気合が入った。

よし、がんばる。

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空気の揺れを読みとる

冬の山に登ると、空気の存在に気づく。

息を吸うとき冷気が鼻に刺さり、息を吐くと白くなる。
少しでも風が吹こうものなら、ほっぺたに空気が刺さる。
あまりに寒いからとネックウォーマーを口まですっかり覆うと、入ってくる空気が若干生暖かくなる。

などなど。

ところで、私の友人に空気の揺れ(ブレ)を敏感に感じ取る能力がある人がいる。全く特技だと思う。

相手が言語化しない、もしくは語らない思いが、空気に乗って、空気を介して伝わってくるのだ。少し丸みを帯びていたり、角ばっていたり、まるで感情が空気を歪ませるがごとく。

空気を読むとは違う。
あくまで空気の揺れを感じ取っているのだ。

この特技の源泉はどこにあるのだろうと考えてみる。
きっと、相手への深い興味だと思う。

(写真は冬の姫神山の山頂)

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僕は本当に幸せ者だ。

僕は本当に幸せ者だ。
よい仲間に恵まれた日々だから。

僕には自慢できることはほとんどない。
ただ、奇跡的な縁に恵まれていること、これだけは自慢できる。

本当によい仲間たちに囲まれた日々。
これほど幸せなことはない。

ところで、今、僕が見ている地平は、仲間にはまだ見えていないんじゃないか。
きっと仲間は見えぬ地平に向けて進んでいる。理念とビジョンを信じで、ひたすら実直に。

暗中模索とはまさにこのことだ。

こんな仲間たちを叱咤激励しながら、ともに前進したい。
理念とビジョンを一番唱え、誰よりも最善を尽くして。

数年後、ビジョン達成の頂に立つ。
その頂で仲間たちとともに後ろを振り返る。
そして、自分たちが成し遂げたことの偉大さをともに喜びたい。

だから、僕は頑張る。

(写真は昨日の忘年会。年間MVP二度目の川村さんと一緒に)

事業の集大成へ向けて

今夜は、三菱総研の松田さんをお招きし、CCRCについて少人数での勉強会を開催しました。

手前味噌ではありますが、とても良い会となりました。
まずは、松田さんならびにご参加いただいた全てのみなさまに感謝申し上げます。

私たちのビジョン「こころのバリアフリー」の実現に向け、必ずややり抜きたいことがあります。
それは、「輝ける豊かな人生を送れる社会」という場、空間を創ること。
具体的には、ビジョンが具現化された100〜200名規模の小さなコミュニティを創ること。
集合住宅、一軒家、医療介護事業所、商業施設などなどの集合体。

この実現のためには多額の資金が必要であり、決して一人では背負いきれません。といいながらも、多くの人を巻き込むと、事業の失敗も目に見えてもいるわけです。
そこで基本的には私を含めた少数のチームで一気にやってしまおうと決意しています。

私の事業の集大成になります。
相当な茨の道ですが、楽しいですね。

と、こんなことの様々なヒントを得た勉強会となりました。

医療というツールを使って

僕は医者に過ぎないので医療をやっている。

正確に言えば、医療というツールを最大限使って仕事をしている感じ。

仕事をしている究極的な理由はきっとこれだ。

自分の両親をしっかり見送れて、また僕や家族が「悪くなかった人生だった」と言えるようにすること。

僕が年をとっても、介護が必要な状況になったとしても、僕らしく生ききること。

普通に食べ、普通に寝る。
僕の気持ちが反映される。

身体が動く間は、時々山に登り、時々泳ぎ、時々スキーに行く。

身体の自由がきかなくなっても、美味しい珈琲を飲み、本をゆっくり読み、執筆活動を死ぬまで続けたい。

私が望む晩年のあり方が、万人受けするとは思えないが、少なくとも自分が満足いくようなことでなければ、他の人にも堂々と勧められないだろうから。

2018年がまもなく終わるが、2019年は間違いなくもっと面白くなる。

ロサンゼルスの終活セミナーにて講演!

光栄な機会でした!

 

アメリカはロサンゼルスにて、邦人向け情報誌のライトハウス主催の在米邦人シニア向けの終活セミナーにてお話してまいりました。

 

私のテーマは「孤独死と向き合う」という壮大なもの。


アメリカでのお話ということで若干アレンジしようと思ったのですが、結局、いつもどおりの実話に基づくお話に落ち着きました。

というのも、遠く離れた異国の地とはいえ同じ日本人ですから、なにかしら共有できるものがあるんじゃないかと考えまして。

 

セミナー後は、数名の方と個別相談。

相談を受けてお答えするつもりが、むしろいろいろ教えていただきました〜。

アメリカの医療事情などなど。

よくわかったのは、アメリカも日本も、晩年にあたっての不安は、案外共通なんだなと。

つまりは医療や介護にかかわること。

だから、医者にできることはまだまだ沢山ありますね!

 

今回はとってもいい機会でした。

きっとまた来ます。

 

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中間駅を目指して。

人材の中間駅でありたいと、常々願っている。

 

スタッフには入職時に、五年程度でうちを羽ばたく(退職)することを勧めている。
それより短いとうちで得られるものは恐らくほぼなく、それより長いときっと伸び悩む。

 

ポテンシャルを秘めた人材が、なないろ・ことのは駅に降り立ち、学び、経験をつみ、また発進する。

来た時は徒歩だったり鈍行だったりかもしれない。

5年後に発進するときは急行だったり新幹線だったりにきっと様変わりしている。

中間駅をスケールアップした列車で旅たったあと、さらなる活躍が待っているに違いない。

 

近々、一人、新たなステップに歩みだす。

卒業だ。

有能な人材が去るのは寂しいが、今の心境は率直に心躍る。

きっと活躍してくれるから。

 

さらに面白い中間駅を創りたい。

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