妙に馬が合う

(備忘録)

妙に馬が合う、とはこのことだったのだろうと思う。

どことなく死んだ祖母に似ていた。
口調だったり、生き方だったり、顔もちょっと。
(しかも祖母と同い年)

祖母が先に亡くなったが、この方のおかげで、いくらか寂しさがやわらいでいたものだ。

超高齢の割に丈夫な方だったから、医者として何か大きな仕事をしたというわけでもなく、特段、感謝される筋合いもなかった。
その割に、私のことは随分と心配してくれて、仙北町のことや、診療所の行く末などもいつも話題にしてくれた。

ある時、味噌の話題となり、手前味噌(自家製)を持参してごちそうした。すると、お返ししてもらった。

登山の話をしたとき、お盆後はやめておけと諭された。雷が増えるからな、と。でも、指摘を無視して登って自慢した。

昔住んでいたという区界に言って肉を食いたいというから、もう寝たきりだったが、仲間にお願いして連れて行ってもらった。しかし、その店に肉はなく結局蕎麦だったと。いつもボヤいていた。

医師としてはたいして思い出はないが、一人の人間としては思い出深い方だった。

素晴らしい縁の数々に恵まれた私だが、こんな人はそうは見当たらない。

寂しくなるな。

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投稿者: 松嶋大

岩手県盛岡市出身。医師。医学博士。ことのはグループ代表。なないろのとびら診療所をはじめ医療介護、食や農業など7事業を展開中。生涯現役かついつまでも安心して暮し続けられる高齢者向け住宅「オークフィールド八幡平」も運営している。信念は「目の前の人に最善を尽くす」で、ビジョン「こころのバリアフリー」の実現に向け日々前進している。

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